2005年6月16日 東京新宿パークハイアット・ホテル・パークタワーにて「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」のプロモーションで来日した製作プロデューサー リック・マッカラムの記者会見が行われました。
記者会見場となった新宿パークハイアット・ホテル・パークタワー 39階ホール。
ダース・ベイダー率いる帝国軍と共に登場。
タバコと灰皿を手に登場しルーカスフィルムきっての愛煙家の一面も垣間見えました。
■エピソード3製作にあたって苦労した点は?
リック・マッカラム
製作に4年を費やし、コンセプト・デザインだけで1年を掛けています。エピソード3には12の惑星が登場し、そのうち8つが新たに登場する惑星です。それらは全て一からコンセプト・デザインを起こすために時間も膨大に掛かりました。特撮ショットは2450に及び、それらは最新のデジタル技術の強化によって実現しました。
■エピソード7製作の可能性は?
そして、今後エピソード4〜6の更なるリメイクの可能性は?
リック・マッカラム
答えはノーです。
インディアナ・ジョーンズの最新作製作が進行中で、その後にスター・ウォーズはTVシリーズが企画されています。これはエピソード3からエピソード4までを繋ぐ20年間を描くストーリーで、100時間分に及ぶシリーズとなるでしょう。そして、エピソード4〜6の更なるリメイクはありませんが、シリーズ全6作を3Dバージョンで公開する計画です。
■エピソード3完成後の想いは?
リック・マッカラム
ほっとしました。
それと同時に寂しく感傷的にもなりました。
私はこの12年間まさに休み無しにスター・ウォーズ新3部作に携わってきましたから、完成の達成感と同時に寂しさもひとしおです。エピソード3完成の10日前にヘイデン・クリステンセン(アナキン・スカイウォーカー役)がベイダーのコスチュームを着て撮影するシーンがオーストラリアのFOXスタジオであったのですが、上げ底ブーツの為に身動きがぎごちないヘイデンをゴルフカートで迎え、スタジオ入りしました。その際にはおよそ1000人の関係者がダース・ベイダーの誕生を感慨深く撮影を見守りました。
■エピソード3でカットされたシーンについて?
リック・マッカラム
まず、エピソード3のDVD版が先日完成しました。
劇場版にはカットされたシーンが存在しますが、カットしたことに対して一切後悔はしていません。間延びするなどの理由でカットしたので後悔の気持ちはまったくないのです。
■ジョージ・ルーカスとは常にベストチームと呼ばれているマッカラムから見たルーカスは?
リック・マッカラム
彼は非常に紳士的で、私の仕事となるプロデューサー業が何たるものかを理解しています。彼と心がけてきたこと(スター・ウォーズ製作において)は、常に恐怖を感じない・大袈裟なことはしない・マジメにコツコツと製作に取り組んできました。彼とは自宅が近く、スタジオへ向かう道順も同じなのですが、彼はいつも道すがらの新たな発見を私に教え、観察力の凄さに驚かされていました。
約1時間に渡り質疑応答され記者会見は終了しました。
トピックス記事作成協力
20世紀FOX映画
501st Legion, Japanese Garrison