「スター・ウォーズ」シリーズを、日本のアニメーションスタジオが独自の解釈で描くプロジェクト「スター・ウォーズ:ビジョンズ」。その原点となるVolume1は、2021年に配信されるやいなや、世界中のスター・ウォーズファンとアニメファンから絶大な支持を集めました。
そして2025年10月29日(水)、待望の最新作「スター・ウォーズ:ビジョンズ」Volume3がDisney+(ディズニープラス)で独占配信開始。配信を約1か月後に控えた今、あらためてVolume1の9作品を振り返ります。
日本のアニメと「スター・ウォーズ」が融合した奇跡のプロジェクト
ルーカスフィルムが熱望し、日本を代表するアニメーションスタジオが参加した「スター・ウォーズ:ビジョンズ」。黒澤映画のエッセンスを取り入れた時代劇調の物語から、銀河を舞台にしたロックバンドの青春、禁じられた愛を描く悲恋譚まで、9つの短編が多彩なビジョンで銀河を切り取ります。
2025年春に開催された「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン」では、Volume1を題材にした展示も登場。特に「The Duel」(神風動画制作)の世界観を再現した茶屋風ブースには、海外ファンも含め多くの来場者が集まり、写真撮影や交流で大盛況となりました。
スター・ウォーズ:ビジョンズ Volume1 エピソード一覧
「The Duel」(神風動画)
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謎めいた浪人「ローニン」とドロイドが、銀河の辺境で巻き起こす“個”の決闘を描いた物語です。旅の途中で立ち寄った村は長年、野盗に苦しめられており、村人たちは用心棒を雇って反撃を試みますが、番傘型の赤いライトセーバーを操る女ボスが現れ、実はシスで形勢は一変します。ローニンはその一部始終を見てシスへ真っ直ぐ向かっていきます。黒澤映画を想起させる時代劇的な演出や既存作品へのオマージュが随所に散りばめられており、総監督は水崎淳平、キャラクターデザインは岡崎能士、ローニン役はてらそままさきが務めています。Volume3では続編「The Duel: Payback」(神風動画+ANIMA制作)も発表され、世界中で期待が高まっています。
「タトゥイーン・ラプソディ」(スタジオコロリド)
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仲間の絆と夢を胸に、砂漠の惑星タトゥイーンを舞台にロックで銀河を揺らす物語です。元ジェダイや廃棄ドロイドら訳アリのメンバーが結成したバンド「スター・ウェイバー」は、ライブで生きることを選びますが、リーダーのギーザーが一族から追われ、凄腕の賞金稼ぎボバ・フェットに捕らえられてしまいます。メンバーはジャバに命と引き換えの「最後のライブ」を願い出るという切迫した展開が描かれます。監督は木村拓、主人公ジェイ役は吉野裕行、英語版にはジョセフ・ゴードン=レヴィットや同シリーズでボバ役を演じるテムエラ・モリソンら豪華キャストが参加しており、音楽と青春の熱量が光る作品です。
「THE TWINS」(TRIGGER)
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ダークサイドの双子、Am(アム)と Karre(カレ)が織りなす野望と希望の物語です。かつて銀河皇帝が扱ったダークサイドの力によって生み出された双子は、帝国残党を率いてシスの復権と新たな帝国建設を企てます。究極兵器と新帝国旗艦〈ツインスター・デストロイヤー〉の起動が迫る中、双子の運命は苛烈に交錯していきます。今石洋之監督のダイナミックな映像表現と激しいアクションが圧巻で、榎木淳弥や白石涼子ら実力派声優が熱演しています。ルークとレイアを連想させる双子というモチーフをダークサイドの視点で描く点が見どころです。
「村の花嫁」(キネマシトラス)
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オーダー66後の時代、辺境惑星キーリアで起きる悲しき決断とジェダイの選択を描いた物語です。逃亡者のジェダイ・エフが訪れた村で出会った奇妙な結婚式をきっかけに、戦争の呪縛から逃れられない村人たちと抗おうとする若者たちの姿が描かれます。花嫁ハルに自らを重ねたエフの行動がやがて物語を動かしていきます。垪和等監督が手掛け、声優には瀬戸麻沙美や上川隆也が参加しており、「クローンの攻撃」の結婚式シーンに着想を得た点も興味深いです。Volume3ではこの続編「彷徨う者たち」が登場予定で、その展開にも注目です。
「九人目のジェダイ」(Production I.G)
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鍛冶屋の娘カーラがライトセーバーを託され、銀河の未来を担う冒険に踏み出す物語です。辺境伯ジューロがジェダイの再建を呼びかける中、父ジーマが完成させたライトセーバーが与えられますが、シスの陰謀によりジーマが捕らえられてしまいます。カーラは追手をかわしながら神殿へ向かい、親子の絆とジェダイ復活をめぐる葛藤が描かれます。監督は神山健治、主人公カーラ役は赤崎千夏、ジーマ役は三木眞一郎が務めており、Production I.Gならではの硬質なアクションと深いドラマ性が魅力です。Volume3では続編「The Ninth Jedi: Child of Hope」が描かれ、2026年にはシリーズ化も予定されている点にも注目です。
「TO-B1」(サイエンスSARU)
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ジェダイを夢見る少年型ドロイド T0-B1(ティーオービーワン)の成長と秘められた過去を描く温かい物語です。研究者ミタカ博士と暮らすT0-B1は、ジェダイになるための試練としてカイバークリスタルを探すよう命じられますが、好奇心から地下室で古い宇宙船を見つけたことがきっかけで平和な日常に暗い影を落としてしまいます。監督はアベル・ゴンゴラ、主人公の声は野沢雅子、ミタカ博士は磯部勉が担当しています。1960年代の日本漫画風のデザインや「鉄腕アトム」を想起させる音楽など、日本文化と「スター・ウォーズ」が融合した温もりある一作です。
「The Elder」(TRIGGER)
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師と弟子のジェダイが、不気味な老人と対峙することで運命を問われる物語です。ベテランのジェダイ・マスター、タジンと若きパダワンのダンが辺境宙域パトロールの折に惑星ハボへ降り立ち、そこで飛来したという老人の調査を始めます。老人の正体が明らかになるにつれ、二人の絆と信念が試されていきます。大塚雅彦監督による緊迫感のある演出と中村悠一の演技が光る作品で、ライトセーバー戦や師弟関係の描写が見どころです。大塚監督はVolume3で「The Smuggler」を手掛けており、今後の展開にも期待が高まっています。
「のらうさロップと緋桜お蝶」(ジェノスタジオ)
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種族を超えた家族の絆をテーマにした、ウサギのような少女ロップの成長物語です。帝国の強制労働者だった孤児ロップは、辺境惑星タオの弥三郎一家に迎えられ、穏やかな日々を過ごしますが、帝国への姿勢の違いから弥三郎と娘お蝶の関係がこじれ、やがて弥三郎が帝国基地への爆破テロを決行してしまいます。ロップは二人の仲を取り持とうと奮闘しますが、帝国将校が立ちはだかる事態となります。五十嵐祐貴監督が手掛け、声優は小林星蘭がロップを演じるなど、日本らしいキャラクター性と家族ドラマの深さが魅力です。
「赤霧」(サイエンスSARU)
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赤い霧が心を惑わす、ジェダイと王女の禁じられた愛と宿命を描いた悲劇です。ある星に導かれて駆けつけたジェダイ・ツバキは襲撃を受け気を失いますが、かつて親交のあった王女ミサの一行に助けられ、二人は王国奪還に向かいます。旅の果てに待ち受けていたのは、国王であり兄であったマサゴがシスへ堕ちたという事実であり、ツバキは自身の秘めた想いを利用され究極の選択を迫られます。チェ・ウニョン監督の手による壮麗な描写と、宮崎遊やLynnらの声の演技が響く重厚な一作です。
最新作Volume3にも続編が登場
Volume1の人気作からは、「The Duel」の続編「The Duel: Payback」(神風動画×ANIMA)、「九人目のジェダイ」の続編「The Ninth Jedi: Child of Hope」(Production I.G)がVolume3に登場予定。さらに、2026年には「The Ninth Jedi」が「ビジョンズ」初のオリジナルシリーズとして配信されることも決定しています。
「スター・ウォーズ:ビジョンズ」Volume1・Volume2は現在 Disney+(ディズニープラス)で配信中。最新作 Volume3は10月29日(水)よりDisney+(ディズニープラス)にて独占配信開始です。日本のアニメスタジオが描く唯一無二の“銀河の物語”を、ぜひ体感してください。
ディズニープラスとは
Disney+(ディズニープラス)は、ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービスです。ディズニー、 ピクサー、 マーベル、 スター・ウォーズ、 ナショナル ジオグラフィック、スターブランドの名作・話題作が、いつでも、どこでも、見放題で楽しめます。
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