Disney+（ディズニープラス）「スター・ウォーズ：ビジョンズ」Volume3 特別映像「The Duel: Payback」「彷徨う者たち」

世界をリードするアニメーションスタジオが、クリエイター独自の視点と発想で新たに「スター・ウォーズ」を描くシリーズ「スター・ウォーズ：ビジョンズ」は、ルーカスフィルムが熱望した一大プロジェクトです。本シリーズは、世界中のスター・ウォーズファンやアニメファンから高い評価を受けています。

その第3弾となる「スター・ウォーズ：ビジョンズ」Volume3では、聖地日本を舞台に、人気アニメスタジオがそれぞれのビジョンで9つの物語を描いています。9作品がどのようにして「スター・ウォーズ」のレガシーを受け継ぎ、日本のアニメスタジオならではの物語を作り上げたのかを紹介する特別映像が順次公開されています。

「The Duel: Payback」制作：神風動画＋ANIMA

（C）2025 Lucasfilm Ltd.

神風動画＋ANIMAが制作した「The Duel: Payback」。制作陣が京都や山形などでロケを敢行！「スター・ウォーズ」と日本文化を融合させた裏側とは？

Volume1で高い評価を得た「The Duel」の続編となる本作では、カイバー・クリスタルを戦いの証として集め続ける流浪の剣士ローニンが、賭場で用心棒として働く元シスのアネ・サンと相まみえます。そして、そこに現れたのはジェダイの理想を掲げるグランド・マスターです。

黒澤明監督作品を想起させる映像美で世界中のファンを魅了した前作に続き、日本文化と「スター・ウォーズ」を融合させた独自の世界観がさらに深化して描かれます。

公開された特別映像では、監督・水野貴信氏によるロケ撮影の舞台裏が紹介されています。ローニンが温泉に佇むシーンをリアルに再現するため山形県でロケハンを行ったほか、迫力あるライトセーバー戦を生み出すため、実際に着物姿での殺陣を撮影して映像に取り入れたことが明かされています。

キャラクターデザインは、前作に続いて漫画家・イラストデザイナーの岡崎能士氏が担当しています。AT-ATを思わせる大型ビークル2台を連結させた賭場「AK-BK」は、京都・鴨川の川床から着想を得たデザインです。賭場を仕切るケダマ親分は日本の伝統的な彫り物を施したキャラクターで、文化的モチーフが随所に散りばめられています。

また、「スター・ウォーズ／新たなる希望（エピソード4）」のカンティーナに登場したカマキリ種族も登場します。音楽は前作に続き井内啓二氏が担当し、「スター・ウォーズ」と“和”の美が見事に融合した世界を描き出しています。

「彷徨う者たち」制作：キネマシトラス

（C）2025 Lucasfilm Ltd.

キネマシトラス制作の「彷徨う者たち」。舞台はオーダー66の後。帝国が支配する銀河を逃亡中の元ジェダイの物語に込められたスター・ウォーズ愛とは？

もうひとつの物語「彷徨う者たち」は、Volume 1の「村の花嫁」の続編として、オーダー66後の銀河を舞台に描かれます。かつてのジェダイであるエフは粛清を生き延び、人々を助けながら銀河をさすらっていました。帝国との戦いで負傷した彼女は、旧友と再会し避難船に身を寄せますが、突如現れた帝国軍の襲撃を受けてしまいます。追い詰められたエフは、運命的な再会と決断の時を迎えることになります。

特別映像では、監督の垪和等氏によるこだわりの世界構築が紹介されています。避難船の設定には、「スター・ウォーズ／帝国の逆襲（エピソード5）」に登場したカーボナイト採掘の影響で故郷を離れた人々というバックストーリーが盛り込まれており、細部にまで「スター・ウォーズ」愛が息づいています。

また、二枚貝のようなデザインの小型ドロイド“ルル”や、アニメ「反乱者たち」「スター・ウォーズ：アソーカ」に登場するファントムIIの登場、「クローンの攻撃（エピソード2）」に登場したベサリスク種族など、既存作品とのつながりも見どころです。音楽はVolume1に続きケビン・ペンキン氏が担当しています。アメリカのディズニーランドでチューバッカと2ショットを撮影するほどの「スター・ウォーズ」ファンである垪和監督が紡ぐ、深い愛情と敬意に満ちた一篇に仕上がっています。

「スター・ウォーズ：ビジョンズ」Volume3は、Disney+（ディズニープラス）にて独占配信開始。