2026年8月4日 「スター・ウォーズ:ビジョンズ/九人目のジェダイ」の配信開始を翌日に控え、前夜祭となる第1話・第2話上映イベントがTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催されました。
イベントには総監督を務めた神山健治さん、多田俊介監督、主人公カーラ役の赤崎千夏さん、そして「スター・ウォーズ」ファンを代表してTHE RAMPAGEの川村壱馬さんが登壇。抽選で選ばれた多くのファンが集まった会場では、「スター・ウォーズ」のレガシーと日本アニメの魅力が融合した本作について、制作秘話や作品への熱い思いが語られ、大きな盛り上がりを見せました。
本作の舞台は、ジェダイもシスも姿を消した戦乱の銀河です。強いフォースを秘めた少女カーラは、さらわれた父ジーマを救うため、仲間たちとともに危険な旅へと踏み出します。しかし、その前には圧倒的なフォースで銀河の秩序を書き換えようとする謎の将軍ナワームが立ちはだかります。日本のアニメスタジオならではの映像表現で描かれる、迫力満点のライトセーバーアクションも本作の大きな見どころです。
一足先に本編を鑑賞した川村さんは、父親の影響で2歳の頃から「スター・ウォーズ」を見て育ったという筋金入りのファン。当日はジェダイローブ姿で登場し、作品について次のように興奮気味に語りました。「映像がとにかくキレイで衝撃を受けました。アニメーションなので、日本の方にも見やすいかなと感じます。視覚的にも音にも、所々で「スター・ウォーズ」を感じてめちゃくちゃ嬉しくて!興奮しちゃいました」
本作にはジェダイやドロイド、ライトセーバーなど、「スター・ウォーズ」らしい要素が随所に散りばめられています。「スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)」をきっかけに映像制作を志した神山総監督は、本作に込めた思いについて次のように明かしました。「僕は子どものころに「エピソード4」を観た時の印象をもう一度映像に収めたいなというのが最初の動機で。そうなると、スター・ウォーズってやっぱりジェダイなのかなと。あと、ライトセーバーは「スター・ウォーズ」で欠かせないアイテムだと思うので、それを全面に出して。あとは、名もなき青年だったルークが冒険に出たように、主人公の少女カーラがライトセーバーを携えて銀河の旅に出ていきます。それが「スター・ウォーズ」の醍醐味というか基本だと思っていたので、そこを軸に物語を組み立てていきました」
続いて、多田監督は制作時に意識したポイントについて語りました。「キャラクターがとにかく魅力的になるように考えていました。「スター・ウォーズ」と同じ銀河で繰り広げられる話ということで、ライトセーバーやガジェットなど、「スター・ウォーズ」のビジュアルとして皆さんに楽しんでいただけるようにと、すごく心がけて制作しておりました」
本作の鍵を握る”心を映すライトセーバー”
本作最大の特徴の一つが、神山総監督独自の発想から生まれたライトセーバーです。従来のシリーズとは異なり、使い手の心やフォースに反応してブレードの色や長さが変化するという設定が採用されています。そのため予告映像では、敵であるナワームが青いライトセーバーを操り、主人公カーラが赤いライトセーバーを手にする姿も描かれ、物語の行方を大きく左右する重要な要素となっています。
この設定の誕生秘話について神山総監督は次のように振り返りました。「僕が12歳の時に観た時の勘違いから始まった、みたいなところがあるんですね。ライトセーバーはジェダイしか使えないし、その色はその人のフォースの色だと思っていたんです。でも、「帝国の逆襲(エピソード5)」でハン・ソロがナイフみたいに普通に使っていたので、「僕が思ってたのが違ってたんだ」と思ったんです。その時のことが忘れなくて…やっぱりジェダイしか使えない方がカッコイイんじゃないかと思っていて(笑)、それを使わせていただいたんです」
これに対し川村さんも、「衝撃ですよね。予告の中にカーラが赤いライトセーバーを持っているのが一瞬あって!その設定にやられました、めちゃくちゃ気になってます」と、シリーズファンならではの視点で作品への期待を語りました。
さらに、「心を映すライトセーバー」にちなみ、自身のライトセーバーが赤くなる瞬間を尋ねられた川村さんは、「ちょっと怒った時ですかね(笑)。昨日ジムに行ったんですけど、そこの照明が全灯と間接照明の2種類あるんですけど、僕は間接照明にしたかったんですが、先に他の人がいらっしゃったので全灯のままやって。その方が先に帰られて僕一人だけになったので間接照明にしたんです。その後にまた別の人が来られて、バチン!って全灯にされちゃったんです。なんでこんなことできるんだろう…ってなったんです」とユーモアたっぷりに語り、会場の笑いを誘いました。
キャスト陣が語るキャラクターの魅力
主人公カーラを演じた赤崎千夏さんは、自身が演じたキャラクターについて次のように紹介しました。「カーラはすごく真面目で実直で、未完成というところがあります。それゆえに冒険の中でつらい想いをしたり、苦悩したり、それを乗り越えてどう成長していくのか、そのあたりを皆さんに見て頂いて、カーラと同じように熱い気持ちになってくれたらうれしいです」
また、ナワーム役の大森南朋さんについても、「最初にビジュアルを見た時、どんな声なんだろうって思ったんですよ。実際に、そのお声を聞いた時に最初に想像したものと結構違って驚いたっていうのが、私の第一印象ですね。結構抑えた感じのお芝居で、ナワームの底の知れなさみたいなものを表現されているなと思いました。(ナワームに、カーラの)想いが「届け!」「届け!」と思いながら演じていました」とアフレコ時を振り返りました。
「スター・ウォーズ」の未来へつながる作品に
現在公開中の映画「スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー」が多くの新規ファンを獲得していることについて、神山総監督は次のように語りました。「5年前に(スター・ウォーズ:ビジョンズで)最初の短編を作らせていただいた時、日本のスタッフがたくさん参加していたんですね。もちろん世界中にスター・ウォーズファンっていらっしゃるし。僕の短編以外を作られた監督たちも、本当に「スター・ウォーズ」が大好きなので、自分の思う「スター・ウォーズ」を作るっていう気持ちで参加されていたと思うんです。
「スター・ウォーズ」がどんどん人気が出てほしいなと思う中で、長くやっているからこそ若い人たちが最初から見るのって大変だと思うんです。でも「マンダロリアン」の映画をきっかけにシリーズを見始めた人もいますし、日本だとアニメを見る人が多いので、今回のアニメを入り口に入ってきてくれたらいいなと思います。そして、世界中の人に「スター・ウォーズ」が新たに発見されていけばいいなと思いますね」
川村さんも、「周りの人で見に行ってくれた方がすごく多くて、それですごく嬉しくなりました!僕の父親が今69歳で、ド世代の人なのですが、僕はその影響で好きになったので、世代を超えてどんどん愛されて、まだまだ広がっていってほしいなと思います」と、「スター・ウォーズ」への熱い愛を語りました。
イベントの最後には、神山総監督が「世界中にファンのいる「スター・ウォーズ」シリーズ作品を日本のスタッフが中心になって作ったのは初めてだそうです。面白い作品が出来たと思っていますので、これをきっかけにもっと「スター・ウォーズ」を好きになってくれたらいいなと思っています」とメッセージを送りました。
赤崎さんも、「完成したものを観た時に「スター・ウォーズだ…!」とゾクゾクしました。絵作りや劇伴も、すごいですよね。こだわりがものすごく詰まりまくっているんです。ここ「スター・ウォーズ」だ!って思うようなスター・ウォーズ感を余すところなく楽しんでほしいです。この作品に関われた一人としてすごく誇らしい想いです。細かいところまで注目していただいて、何度も繰り返し見ていただけたら、すごく嬉しいです!」と作品をアピールしました。
そして川村さんは、「配信を心待ちにしているんですけど、明日、イッキに見ます!皆さんと一緒に楽しみたいと思います」と期待を語り、会場に集まったファンとのフォトセッションをもってイベントは大盛況のうちに幕を閉じました。
世界中のアニメファンと「スター・ウォーズ」ファンから高い評価を受けてきた「スター・ウォーズ:ビジョンズ」シリーズ。その世界観をさらに広げる初の長編作品「スター・ウォーズ:ビジョンズ/九人目のジェダイ」は、日本のトップクリエイターが描く新たなジェダイの物語として、珠玉のライトセーバーアクションと壮大な冒険が楽しめる注目作です。
「スター・ウォーズ:ビジョンズ/九人目のジェダイ」は、8月5日(水)よりDisney+(ディズニープラス)で日米同時に全話一挙独占配信。
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