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デジカメでフィギュアを綺麗に撮る

2002-11-09(土)

近年、高画質なデジタルカメラが安価で普及し楽しまれている方も多いと思いますが、大切なコレクションを綺麗に撮影出来なかったり、ネットオークションに出品しても不鮮明な画像を掲載したばかりに落札者を逃している方なども多いのではないでしょうか。

ちょっとした工夫をするだけで綺麗な画像が撮れるテクニックを紹介。

高解像度のデジタルカメラを使えば必ずしも綺麗な画像が撮れるわけではありません。
デジタルカメラ本来の性能を引き出すには、それなりの撮影環境が必要となるわけですが、本格的な高い機材を買い込むことなく低コストで効果の高い撮影は充分可能です。

低コストに揃えられる道具

簡易レフ板
ダンボール箱の1辺を切り取り両側にアルミホイルを貼る。たったこれだけの物(笑)だが、被写体に照明を満遍なく当てることができ、不要な影を消し明るい画像が撮れるようになります。

背景用カラーボード
画材店に行けば色数豊富に入手できます。とは言え被写体本来の色を損なっては困るので白、グレー、黒などがオススメです。派手な赤や黄色などは被写体の色を侵すので避けたほうが良いです。

簡易レフ板

蛍光灯ライトスタンド
天井照明だけでも撮影は可能ですが被写体の下方に影が多い画像になってしまう事が多いはず。上記の簡易レフ板とライトスタンドを併用することで無駄な影の無い画像が撮れます。

蛍光灯ライトスタンド

照明には蛍光灯を使用し、赤みがかる白熱灯や強烈な光により影を作り出してしまうデジタルカメラ内蔵フラッシュは避けましょう。ライトスタンドの光が強すぎる場合はトレーシングペーパーや白い布などを被せ光を和らげると良いです。

偏光フィルター

偏光フィルター
以上の撮影方法でピントとホワイトバランスさえ合えば充分綺麗に撮影可能ですが、ベーシックフィギュアやパッケージボックスを撮影していて、ブリスター部分に周りの風景や自分が(笑)写り込んでしまい困ることも多いはずです。

これを解決するのが偏光フィルターです。
各社カメラメーカーなどから偏光フィルターが発売されているので(約3000〜5,000円)使用しているデジタルカメラのレンズ口径に合ったものを購入すれば良いです。

ただし最近の小型デジタルカメラなどはレンズ口径が規格より小さいものが有りフィルターを装着出来ない機種もあるので注意が必要です。

偏光フィルターの効果

偏光フィルターの効果
上の画像をご覧いただけば一目瞭然。
偏光フィルターの効果はたいへん高いことがわかります。ブリスターへの写り込みが軽減され鮮明にフィギュアが撮れています。屋外でショーウィンドウの撮影などにも大変便利な物なのでひとつ持っていて損はありません。

最後に、これらの方法やフォトショップなどの画像処理ソフトを使っても綺麗な画像が出来ない場合もあります・・・・「手ブレ」と「ピンボケ」です。こればかりはどうしようもないので三脚を使用して調整しながら撮影してください。

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