毎回、マニアックなキャラクターが選ばれる米国ハズブロー社によるファン投票でフィギュア化第4弾として選出されたのが、このマクォーリー コンセプト ストームトルーパーだ。1977年公開の「エピソード4 新たなる希望」制作段階におけるラルフ・マクォーリーのコンセプトアートに描かれたストームトルーパーである。
まずフィギュアの出来栄えから述べると微妙な仕上がりだ。元が二次元のコンセプトアートなだけに立体化への難しさも感じられ、結果としてこのような表現(造型)となったのであろう。ハズブロー社の意欲も伺えフィギュアとして及第点を与えられると思うが、マクォーリーのシャープな画風も立体化で再現して欲しかったところだ。新たな試みとして、付属するライトセーバーは半透明樹脂の剣先内部に蓄光素材が内蔵されており、暗闇で光るギミックになっている。

フィギュアの原画とされたコンセプトアートはレイア姫を救出しデス・スターから脱出を計るルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、チューバッカが機動歩兵に遭遇する場面が描かれている。レイア姫はチューバッカに背負われ、ライトセーバーをかまえた髭面のハン・ソロと対峙するトルーパーはライトセーバーと盾を持つなど映画構想初期ならではの興味深いアートだ。後にライトセーバーはフォースを象徴する武器として、ストームトルーパーが所持するアイディアは却下された。これらのコンセプトアートは1978年に出版された THE STAR WARS PORTFORIO by RALPH McQUARRIE(日本ではバンダイよりスター・ウォーズ オリジナル・イラスト集として出版)などに掲載されている。
